とくのばです、今日は少し難しい言葉ですが「感覚統合」についてピックアップします。
感覚統合とはシンプルに言えば様々な感覚を整理したりまとめたりする脳の機能のことです。
自然や人間社会もそうですが生きていれば次々と身体に入っくる感覚を整理したり分類したりするのが感覚統合です。
感覚統合によりその時に応じた感覚の調整、注意の向け方等ができ、自分の身体を把握する、道具を使いこなす、人とコミュニケーションをとるというような周囲の状況の把握とそれをふまえた行動ができるようになります。
詳しくは感覚統合(カンカクトウゴウ)と検索すればすぐ出てきますので、検索していただければと思います。( ;∀;)
【ある児童の一例】
とくのば君は軽く肩を叩いているつもりが、実際には「お友達が痛いと感じるほどの強い力で叩いてしまっていた」、ものを置くだけのつもりが「強く叩きつけてしまっていた」、これらの行動は固有感覚の未発達によって力の調節がうまくできないことが本当の原因かもしれません。 「集団行動やお友達と一緒に同じ行動ができずいつも1人で行動している」背景には聴覚の感覚統合に原因があり、親や先生の指示内容を正確に聞き取って理解することが難しい、大きな音、ざわざわとした人ごみから発せられる音が気になるからかもしれません。
正確なことはしかるべき機関で診察しなければわかりませんが、少し気になるようでしたらセルフチェックができるシートが日本感覚統合学会が紹介しているJSI-R(Japanese Sensory Inventory Revised)という子どもの感覚統合の状態をチェックするための質問紙があります。この質問紙に沿って子どもの感覚統合の発達状態やどこにつまずきがあるのか確認することができます。
お役に立てて頂けたら嬉しいです。
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