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福祉事業所関係者が使う用語

更新日:2020年3月6日

とくのば代表です今年は暖冬あってかアウターもあまり必要のない日が続いてます。

今日のテーマは福祉用語です。

福祉関係者の用語や説明って横文字も多いかったり専門用語もあり理解難しいですよね?

少しでもわかりやすくまとめさせていただくので参考にしてくれたらうれしいです。


あ行  

アセスメント

・利用者に関する情報を収集・分析し、自立した日常生活を営むために解決すべき課題を把握すること。

音韻処理・おんいんしょり

・文字と音を結びつけること、文字を音に変換すること。

音韻処理不全・おんいんしょりふぜん

・音韻が上手く捉えられないために、特殊音節が上手く言えなかったり、単語のまとまりが理解しにくくどこで区切ればいいのかわからない状態。

か行

学習障がい(LD)・がくしゅうしょうがい

・全般的な知的発達に遅れはなく、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどのうち、特定の能力の習得や使用に著しい困難がある状態。

感覚過敏・かんかくかびん

・日常生活や社会生活を送る上で支障をきたすレベルで感覚が過敏になっている状態。様々な感覚の過敏が存在し、その感覚を避ける「感覚回避」という行動をとることもある。

感覚統合・かんかくとうごう

・五感や固有感覚、前庭感覚など、複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能のこと。

感覚鈍磨・かんかくどんま

・日常生活や社会生活を送る上で支障をきたすレベルで感覚が鈍磨になっている状態。様々な感覚の鈍磨が存在し、感じにくい感覚を強く求める「感覚探求」という行動をとることもある。

眼球運動・がんきゅううんどう

・見たい物にすばやく視線を合わせたり、動きを追ったりする眼の動きのこと。視覚機能のうちのひとつ。「追従性眼球運動」「跳躍性眼球運動」「両眼のチームワーク」に分けられる。

環境調整・かんきょうちょうせい

・ストレスの原因となる人間関係や環境を調整し、ストレスを軽減できるようにすること。発達障がいの現場では「読字の苦手な子にイラストで説明する」「集中しやすいようについ立てを作る」などがある。発達障がいの方が感じる日々の困りは、特性に合わせて環境を整理することで軽減されると言われている。

協調運動・きょうちょううんどう

・協調運動とは体の様々な部分を使って一つの動きを行うことである。ボタンかけや紐を結ぶといった「微細運動」と、歩いたりジャンプしたりといった「粗大運動」に分けられる。例えば、縄跳びは手で縄を回しながら、タイミングよく飛ぶという協調運動であり、かなり高度な協調運動である。

共同注意・きょうどうちゅうい

・目を合わせた人間がある物に注意を移す時、自然と相手が目線を移した同じ物に注目すること。代表的なものに「視線追従」「社会的参照」「指差し行動」がある。

空間認識力・くうかんにんしきりょく

・物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。「空間認知」ともいう。視覚によって把握・認識する「視空間認知」と、聴覚によって把握・認識する「聴空間認知」がある。

高次脳機能障害・こうじのうきのうしょうがい

・外傷性脳損傷、脳血管障害等により脳に損傷を受け、その後遺症として生じた記憶障害、注意障害、社会的行動障害などの認知障害等のこと。

心の理論・こころのりろん

・他者には他者の心理状態があって、それに基づいて行動していることを理解すること。

固有感覚・こゆうかんかく

・自分の身体の各部位の位置関係、関節の運動の状態、身体に加わる抵抗、重量などを視覚情報なしで感じ取る感覚。目を閉じた状態で足の小指を触る、中身の見えないボトルを持ってどれくらいの量が入っているのか確かめる、テレビを観ながらボタンをつける等はこの感覚によって行われる。発達障害児では固有感覚の未発達がある場合が多い。

さ行

算数障がい・さんすうしょうがい

・学習障がいのひとつで、計算や推論に困難がある状態。ディスカリキュリアともいう。数字や記号を認識することが困難のため数の大小の理解が難しい場合や、考えて答えにたどり着く推論が苦手なため文章問題やグラフの理解が難しい場合がある。

視覚機能・しかくきのう

・視力だけでなく、見るために必要な機能いう。視覚機能の発達の遅れは発達障がいでも見られやすい他、定型発達児でも発育環境で遅れが見られる場合がある。

視覚情報処理不全・しかくじょうほうしょりふぜん

・視覚機能(視る機能)の弱さのために、文字をうまく捉えられない状態。読み書き障がいのタイプのひとつ。

視空間認知・しくうかんにんち

・空間認知(空間認識)力のうち、視覚に関わるもの。視覚機能のうちのひとつ。眼から入った情報を処理し、見たものの全体像を把握する働きがある。「対象物を背景を区別する」「形や色を把握し仲間を見分ける」「3次元でものを把握する」などが主にあげられる。

自閉症スペクトラム障がい(ASD)・じへいしょうすぺくとらむしょうがい

・「対人関係の形成が難しい(社会性の障がい)」「言葉の発達に遅れがあり他人に意思を伝えるのが苦手(言語コミュニケーションの障がい)」「周囲の変化に柔軟に対応することが苦手(想像力の障がい)」の3つの特性を持つ障がい。男性に多く、女性の約4倍となっている。ASD児童のうち45~60%は知的障害を、11~39%はてんかんを併発している。

衝動性・しょうどうせい

・相手が話し終わる前に話し出す。順番を待てない。突発的に行動してしまう。些細なことで手を出したり、大声を出したりする。

書字表出障がい・しょじひょうしゅつしょうがい

・字を書くことに困難がある状態。ディスグラフィアともいう。読字障がいに伴うものの他、字は読めるのに書けないという場合もある。

遂行機能・すいこうきのう

・目的を持った一連の活動を効果的に成し遂げるために必要な機能。

前庭感覚・ぜんていかんかく

・重力や回転、加速、揺れ、傾きなどの感覚。平衡感覚ともいう。

即時認知能力・そくじにんちのうりょく

・対象の群を見てその対象がいくつあるか、その数を認知する際に、一目で正しく認知する能力。即時的認知。

(ソーシャルスキル・そーしゃるすきる)

・対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能(スキル)。対人場面において相手に適切に反応するために必要な言語・非言語的な対人行動。ほとんどの子どもはトレーニングをしなくても親や周囲の行動から観察学習しているが自閉症スペクトラム児は発達段階でそれらの習得につまずきを示している。

た行

対人認知・たいじんにんち

・人を認知する機能。

多動性・たどうせい

・座るべきときに歩き回る。落ち着きがない。

知的障がい・ちてきしょがい

・知能検査(幼児では発達検査)の結果、知能指数(IQ)が70以下である場合にみなされる。全般的に知的機能の遅れがみられることが特徴。「強いこだわり」「理解力・表現力の乏しさ」がみられる。IQが50~70は軽度知的障がい、35~50は中度、20~35は重度、20以下が最重度と分類される。

注意欠如・多動性障がい(ADHD)・ちゅういけつじょ・たどうせいしょうがい

・脳の機能不全による障がいと言われており、不注意・多動性・衝動性の3つの症状が特徴これらの症状の組み合わせで「不注意優勢型」「多動性・衝動性優勢型」「混合型」の3つのタイプに分かれることが多い。

読字障がい・どくじしょうがい

・字を読むことに困難がある状態。ディスレクシアともいう。全く読むことができないものではなく、「読むのに時間がかかる」という状態。原因には「音韻処理不全」と「資格情報処理不全」が考えられている。

な行

認知・にんち

・情報を処理し、判断・理解すること。人間の脳は「情報獲得」、「理解・判断・学習・思考」、「行動・発信」の一連の流れを通して初めて機能する。

は行

発達障がい・はったついしょうがい

・主に先天性の脳機能障がいが原因となり、乳幼児期に生じる発達の遅れ。発達障がいは症状の特徴により「ASD」「ADHD」「LD」に分類されるが、いくつかの発達障害を合併することもある。また、知的障がいや精神障がいが合併していることもある。発達障がいは障がいではなく、「脳のひとつの特性」と捉えることが重要である。

発達性強調運動障がい(DCD)・はったつせいきょうちょううんどうしょうがい

・粗大運動(全身運動・筋力やバランスの調節、自転車、ボール投げ、なわとびなど)や微細運動(手先を使った動き。折り紙やはさみ、靴紐など)など、いずれか、または複数にまたがり著しい問題を抱える障がい。発達障がいと併発するケースが多く見られるが、その際にはより重度な障がい名で診断することになっているので、必ずしも発達性強調運動障がいであると診断されるわけではない。

ビジョントレーニング・びじょんとれーにんぐ

・視覚機能のトレーニング。「眼球運動」「視空間認知」「眼と体のチームワーク」のトレーニングを主に行っていく。

不注意・ふちゅうい

・指示を忘れてしまう、忘れ物や物を失くしやすい。気が散りやすく、集中できない。ボーっとしていて話を聞いてないように見える。

ま行

眼と体のチームワーク・めとからだのちーむわーく

・「眼で得た情報を脳が判断し、指令を出して体を動かす」という連携のこと。視覚機能のうちのひとつ。

や行

読み書き障がい・よみかきしょうがい

・読字障がいと書字表出障がいをまとめたもの。読むことが困難であるため、書くことも難しい状態。

ら行

療育・りょういく

・障害を持つ子供が社会的に自立することを目的として行われる医療と保育

わ行

ワーキングメモリ・わーきんぐめもり

・短い時間に心の中で情報を保持し、同時に処理する能力の事を指す。会話や読み書き、計算などの基礎となる私たちの日常生活や学習を支える重要な能力。

その他

WISC・うぃすく

・Wechsler Inteligence Scale for Childrenの略で、5歳0ヶ月~16歳11ヶ月の子どもを対象にした、代表的な児童用知能検査。最新はWISC-Ⅳとなる。


























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